日常の1ページ。

日常のこと、想うこと。自分らしく。

” またね。”


17年近くいっしょにいた家族、愛犬 クル が、2015年12月10日天国へいきました。

クルは本当に本当にがんばりました。
最後の最後までがんばりました。

お母さんがこの日はいつもより早めにエサをやりに行ったそうで、いつものように「クル!」って呼んでも出てこなかったらしく、近づいてみると犬小屋から出たところで寝転がっていて、「寝とんか〜!」って言って触ると冷たかったそうです。

最後までかっこつけたかったんでしょう。
ひとりで静かに息をひきとりました。

前日、天気がすごく良くて、青空の下、日向ぼっこをしていたそうで。そのとき、クルが「ワン!」と大きな声で鳴いたそうです。ここ半年くらい身体が弱っていて、鳴きもしなかったクルが、鳴いたのです。

最後になにか家族に向けて言ったのでしょうか。わからないけど、そんな気がします。

お母さんから連絡があったとき、わたしはちょうど働いていてメールを見ました。写真付きでした。お母さんの優しさです。もうわたしはクルの姿を見ることができない。だから、最後の姿を写真で送ってくれたのです。

きっとお母さんが一番つらかったでしょう。でも「あんたのクルやから」って病気になったときも、おばあちゃんたちが「可哀想やからさきちゃんには言わんのよ」って言ってもちゃんと伝えてくれた。

だから、11月末にクルに会いに帰れた。泣きながら最後の話もしてくれた。

11月末に帰ってクルの姿を見たとき、もう長くないなと心の中で思った。けど、「また年末年始帰ってくるけん!12月また会おうな!いっしょに年越そうな!」ってクルに伝えた。

がんばれ。がんばってくれ。

クルは結構若いときに少し高いところから落ちて目が見えなくなっていて、歳をとるにつれて耳も遠くなり、最近では嗅覚も弱くなっていて、思っちゃダメなことなんだけどかわいそうと思うことがよくあった。

でもクルのがんばる姿はわたしを強くしてくれた。何度も何度も励ましてくれた。

クルが我が家にやってきたのは、わたしの5歳の誕生日のとき。「犬を飼いたい!」とうるさかったわたしのために親がヒミツで買いに行ってくれていたのです。

それからいろんな思い出があります。

自分のしっぽを追いかけてクルクル回る姿を見てクルと名付けたり、散歩に連れて行ったり、散歩行こうとしても全く動かなかったり、しかたなく抱っこして歩いたり、全力で走るからついてくのに必死になったり、庭から脱走していなくなっていて探し回っていたら自分で帰ってきてたり、自転車乗る練習をしてるときに嬉しそうに隣で走ってくれたり、バスケのドリブルの練習してたらボール奪って遊びだしたり、ドックフードよりも人間の食べ物が好きだったり、車に乗ってドライブに行くのが好きだったり、でもその先が病院だと車から降りなかったり、お腹が空くと夜中でも鳴いたり、寂しかったら鳴いたり、ベッドに連れて行っていっしょに寝たり、こたつでいっしょに寝たり、勉強してるとこ邪魔しにきたり、お菓子盗んでいったり、部屋で走り回ったり、ぬいぐるみの綿が出るまで噛んだり、試合で負けたり怒られたりして泣いてるわたしを舐めてくれたり、わたしの膝の上で寝たり、撫でてくれとばかりに甘えてきたり、クル!って呼ぶと走って寄ってきたり、帰ってくるとしっぽ振って迎えてくれたり。

毎年クルの誕生日4月20日には首輪をプレゼントして、ハッピーバースデーを歌ったなあ。

最近は耳も目も悪いのに、わたしが実家に帰って「クル!ただいま!」って言うとのろのろとだけどあたしに近づいてきて。

ずっといっしょにいたクルがいなくなった。

まだ実家に帰ってないので実感はあまりないですが、あるはずの犬小屋がなかったり、クルのお墓参りに行って実感するでしょう。

クルには沢山の感謝があります。
どんな言葉でも言い表せない程の感謝です。
クルは家族であり、わたしの相棒です。
世界一、宇宙一の自慢の家族です。
だいすきなだいすきなクル。

いっぱいいっぱいがんばったんやけん、
ゆっくり休むんよ!
天国はクルのだいすきな食べ物も
おもちゃもいっぱいあるだろうけん!
またお墓参りのときは
大好物持っていっちゃるけん!!!!
いっぱい思う存分走り回って
天国から見守っててね!!!
また会おうね!それまで、ばいばい。!

今までありがとう。愛してるよ。!

f:id:ysdsk:20151217015251j:image

f:id:ysdsk:20151217015322j:image

f:id:ysdsk:20151217015352j:image